これからクロス取引でお得に株主優待をもらってみたい人へ
小銭くらいのコストで株主優待がゲットできるよ!
クロス取引にも初心者向けと上級者向けがある
証券会社ごとに注文方法が少し異なったりするので、全部を一度に説明すると混乱する可能性もあるため、今回は「まだ投資経験がない、または少ない」「投資経験はあるけどクロス取引はやったことがない」人向けに「SBI証券のはじめて信用」を使ったクロス取引のやり方を説明していきます。
※SBI証券の「はじめて信用」なら投資経験がない人でも信用取引口座の開設ができます!
他の証券会社の場合、投資経験1年未満の人は信用口座が開設できない可能性が高いので、頭に入れておいてください。
※普通の信用取引とはじめて信用の違いは動かせるお金の金額です。普通の信用取引だと入金額の約3倍の取引ができてしまうのですが、はじめて信用の場合は入金したお金の範囲内で取引することになるため、初心者向けでリスクが抑えられています。
このような制度は他の証券会社にはないので、投資経験が少ない人、リスクを極力おさえてクロス取引をしたい場合はSBI証券一択となります。
ちなみにクロス取引で人気のSMBC日興証券の信用口座開設基準はこんな感じです。↓↓
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日興証券は中・上級者向けだよ。買い注文をその日のうちに現引きしなくちゃいけないんだ。これの意味がわからない人はSBI証券でクロスをやろう。
SBI証券に口座を作る
SBI証券なら初心者でもクロス取引ができる!
SBI証券の口座をまだ持っていない人はSBI証券に口座を作ります。
最初は普通の証券口座を作って、そこに「はじめて信用口座」を追加するというようなイメージです。
NISAなどをやっていてSBI証券の口座を既に持っている人は、その口座に「はじめて信用口座」を申し込みます。
(はじめて信用にも審査があります。審査基準は公開されていないため、開設できない可能性もありますが、もし審査に通らなくても3ヶ月ごとに再審査をしてもらえるようです。)
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はじめて信用の口座が開設できたらいよいよクロス取引開始できる
ここでひとつ重要なことは、どの株でもクロス取引ができる訳ではないということです。
SBI証券でクロス取引をやる場合、SBI証券で「一般信用売り」ができる銘柄だけ、クロス取引をすることができます。
一般信用売りとは「SBI証券から株を借りて売る」という取引のことです。
一般信用売りができる銘柄でもSBI証券が持っている株には限りがあるため、すでに在庫がなくなっている銘柄もあります。
在庫がない場合、SBI証券では「×受付不可」と記載されています。
クロス取引ができる銘柄は「◎余裕あり」「▲残りわずか」の銘柄です。
在庫状況は日々、変動しています。一般的に月末になるほど在庫が少なくなっていきます。
(↓これをスクショしたのは11/22なのでもうすぐ権利付最終日のため在庫が少ないです。)
※上記は11月の銘柄なのですが、11月はあまりいい銘柄がないです。12月だとマクドナルドとかすかいらーくとか人気銘柄が登場します!
※マクドナルドの優待は2023年12月の次より長期保有の条件がついてしまったので、クロスするのが難しくなてしまいました…
12月銘柄↓↓欲しいのたくさんある。
権利確定月の銘柄をクロスする
1月から12月の中でも株主優待をもらえる株が充実している月とそうでない月があり、その月ごとに株主優待をもらえる銘柄が決まっています。
今月、どの株の株主優待の権利を取ることができるのかというのはSBI証券の場合、パソコンで見ると上記の画像のように一覧表になっているので便利です。
(スマホの場合は在庫を一覧で見ることができないので在庫がある銘柄を調べるのにはちょっと不便です。銘柄ごとに1件1件調べることならできます)
欲しい銘柄が決まったら予算を確認
クロス取引をしたい銘柄が決まったら、予算を確認します。
準備するのは保証金30万円と欲しい株の金額を足したくらいのお金。
それに手数料が少しかかるイメージです。
例えば15万円の株をクロスしたい場合は以下のようなお金が必要になります。
30万円(保証金)+15万円(株の値段)+手数料(だいたい1000円以下のことが多い)=45万円ちょっと
ここで一応注意しておいてほしいのは、今の株価が明日も同じとは限らないということです。
細かいことを説明するとややこしくなるので簡単に説明すると、クロス注文を出すときに欲しい株の価格が今より上がっている可能性もあるので、株価+5万円~10万円を口座に用意しておくことをおすすめします。
なので、上記の場合は45万円ちょっとでも足りるかもしれませんが、念のため55万円ちょっとを準備しておくことをおすすめします。
30万円(保証金)+15万円(株の値段)+10万円(念のため)+手数料(だいたい1000円以下のことが多い)=55万円ちょっと
何日保有することになるか確認する
株主優待をもらうためには「権利確定日」に株を保有している必要があります。
権利確定日はその月ごとに決まっていて、SBI証券のホームページにも載っています。
(パソコンの場合⇒「国内株式」→「株主優待」→「〇月の株主優待特集」をクリックすると以下の画像のカレンダーを見ることができます)
2023年11月の場合は28日が権利付最終日となるので、この日までにクロス取引をする必要があり、28日の15時過ぎまでは株を保有しておく必要があります。
SBI証券では年間スケジュールも出ているので、確認しておくと安心です。
在庫に余裕がありそうか、なさそうかでクロスする日を決める
「国内株式」→「株主優待」→「株主優待検索」→「株主優待をお得に!?その方法とは」をクリックすると以下の画像のカレンダーを見ることができます。
SBI証券ではその月のクロス取引ができる日が決まっています。「つなぎ売り期間スタート」以降にクロス取引を行うことができます。
一番理想的で手数料が一番少なくて済むのは権利付最終日にクロスをすることです。在庫に余裕がありそうなら、権利付最終日を狙ってクロスをします。
ただし、人気の銘柄は権利付最終日まで在庫が残っていないことも多いです。
そのため、つなぎ売り期間スタートと同時に在庫がなくなってしまう銘柄もあります。
在庫がいつ無くなるかは誰にもわからないため、いつクロスするかを見極めるのは本当に難しいです。
少し余談になりますが、始めてクロス取引をする時には、権利付最終日に残っている銘柄を練習のつもりでクロスしてみることもおすすめです。
その際に、できるだけ安い株で練習してみると用意するお金も少なくて済むのでこちらもおすすめです。
クロス手数料(貸株料)はいくらかかるか調べる
クロス取引の手数料を確認するには「GokigenLife.TOKYO」(ごきげんライフ東京)というサイトがとても便利で私も利用しています。
私のブログからリンクを貼っていいのかわからないので、リンクを貼るのは控えますが、便利なので検索してみてください。パソコン、スマホのサイトもあるし、スマホアプリもあります。
ここでは一旦、こういうツールもあるんだなということを覚えてもらえればOKでとりあえずこの先を読み進めてください。
※「GokigenLife.TOKYO」は、銘柄を検索してSBI証券を選択すると、今日クロスしたらいくら手数料がかかるか一目でわかります。日付を変えて検索することもできるのでとても便利です。
(証券会社ごとの手数料を見ることができます)
手数料は自分でも計算できる
手数料は自分で計算することもできます。
SBI証券の場合、年利3.9%の手数料がかかります。これを日割りにして、保有日数分が手数料となります。
例えば15万円の株を5日間保有する場合
15万円(株の値段)×3.9%(年利)÷365(1年は365日だから)×5(保有日数)=約80
上記の計算の通り、この例だと80円が手数料となり、80円で株主優待をゲットすることができることになります。
手数料は株価が安い銘柄ほど安くなり、保有日数が少ないほど安くなります。
クロス取引の注文方法
SBI証券でクロス取引の注文を出す時には注文したい日の前日の19時以降に注文を出します。
19時に在庫が更新されるので、この時点で在庫が復活している可能性もあります。
19時以降に注文をすると翌日扱いとして注文となり、翌日の朝9時に注文が成立します。
(注文が成立することを約定(やくじょう)といいます。)
まずは一般信用売り注文を出す
クロス取引では売りと買いの両方の注文を出す必要がありますが、必ず信用売り注文から先におこないます。その理由は、一般信用売りの在庫を確保できない(信用売りができない)場合は、クロスをすることができないので、買い注文を出す意味がないからです。
※株主優待をもらうには銘柄ごとに必要な株数が異なります。100株から株主優待をもらえる企業が多いのですが、300株以上、1000株以上などが条件の銘柄もあるので事前に確認しておきましょう。
あーるのインスタからやり方を引用するね
▼一般信用売りの注文方法▼
一般信用売りの注文ができたら現物買いの注文を出す
信用売りで注文をした株数と同じ株数の現物買い注文を出します。
権利付最終日まではそのまま保有しているだけ
クロス取引の売りと買いの注文が成立したら権利付最終日までは何もすることがありません。
ただ保有しているだけで株主優待の権利を取ることができます。
権利付最終日の16時を過ぎたら現渡しする
権利付最終日の15時まで株を保有していると自動的に株主優待の権利を取ることができるので、
もう株を手放しても株主優待をもらうことができます。
(1回のクロス取引で権利が取れるのは1回分だけです。毎回株主優待が欲しい場合は毎回クロス取引をする必要があります)
SBI証券の場合、16時以降に現渡注文が出せるので、権利付最終日の16時以降に現渡注文をだします。この注文は翌日の注文扱いになるので、権利付最終日の翌日である「権利落ち日」に現渡が完了することになります。
2日後くらいに電子交付書面に「信用取引 取引報告書」が届く
現渡しをすると、こんな感じの明細書が電子書面で届きます。SBI証券のホームページの「電子交付サービス(電子交付書面閲覧サービス)」から閲覧できます。
この銘柄の場合は赤枠で囲っている部分の15円がクロス取引にかかった手数料になります。
ちなみに15円の手数料でもらえた株主優待は500円のクオカードです。
株主優待が届くのを待つ
銘柄にもよりますが、目安として2~3か月後くらいに株主優待が届きます。いつ株主優待が届くか丁寧にホームページに記載している企業もあるので、気になる場合は企業のホームページの「IR情報」や「株主優待情報」などを見てみると載っているかもしれません。
ちなみに、株主優待の権利を取ってすぐに「株主優待の権利が取れました!」というようなお知らせは来ません。
しばらくして企業から議決権行使の手紙が届いたり、株主優待が郵送されてくるので、そこまでは気長に待っていましょう。
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これでSBI証券のクロス取引の説明はおしまいです。最後まで見てくれてありがとう!
免責事項
このコンテンツは、情報の提供を目的としており、売買の推奨等を目的としたものではありません。
いかなる内容も利益を保証するものではなく、最終的な投資決定にはご自身の判断・責任でお願いいたします。記載内容につきましては細心の注意を払っておりますが、記載された内容の誤り、および掲載された情報に基づいたいかなるトラブル、損害、損失についても、情報提供者は一切の責任を負いません。
おわりに
このコンテンツは今後加筆・修正を行う可能性があります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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